2020.02.25

『タイルカーペット』は捨てない時代へ

タイルカーペットはテナントやショッピングモール、大学、図書館、公共施設、役所にいたるまで
多くの場所に設置されている。タイルカーペットを目にしないことはないといってもいいくらいだ。
タイルカーペットは社会になくてはならないモノなのである。


しかし、このタイルカーペットは使用後、その多くが廃棄されていることはほとんど知られていない。
日本のタイルカーペットの生産量は年間約2,500万㎡、廃棄量は約10万トン(2000万㎡相当=20平方km)とのことだ。
[環境省資料より引用]
もう少し分かりやすくいえば、タイルカーペットの平均的な大きさを50cm×50cm(0.25平方メートル)とすると、
毎年8000万枚(2000万k㎡÷0.25㎡)が廃棄されていることになる。
実に東京都港区の20.34k㎡に相当する面積となり驚くべき数量である。


これに挑戦し、実績を上げているのが株式会社エムシープランナーズの畠山文明社長だ。
同社は、石材とカーペット専門の再生クリーニングを事業としているが、いま、もっとも力を入れているのが タイルカーペットの廃棄削減とCO2排出抑制だ。


最初の出会いは2018年6月のエコフェアの展示ブースで、タイルカーペットの洗浄に目を止めた。
もっとも、展示ブースで大事なことは、対応する人とその説明だが、畠山社長とスタッフからその情熱が十分に伝わった。





畠山社長は、廃棄されているタイルカーペットを再生できないかと自社で洗浄技術を開発した。
その名も『リセット加工』である。
汚れてしまったタイルカーペットの表面だけをきれいにするのではなく、中に溜まった汚れも取り、
丸ごときれいにし、捨てずに何回も使えるようにした。





これは国連が主導する持続可能な開発目標「Sustainable Development Goals(SDGs)」のいくつかに該当する。
最近では、第2回エコプロアワードを受賞された。

http://www.jemai.or.jp/ris/2st_eco-pro_award_results.html

私はさらなる技術開発が進むことで省エネ、自然環境保護、そして日本が出遅れている循環型経済への取り組みに 大きくつながっていくと思っている。雇用が確保できることのメリットも大きい。
中央省庁、地方自治体は率先して活用し、企業、教育機関、医療施設、社会福祉施設など多くのところでの 活用に期待したい。
彼は、一般社団法人日本カーペットタイルリセット協会の理事も務めており、業界の連携など課題解決に取り組み、 タイルカーペットの『リセット加工』『リユース』をスタンダードにしていくことだろう。
世界に誇れる循環利用のひとつとして応援していきたい。


コラム 事務局


2019.03.14

廃棄物から作る石炭の代替燃料 株式会社きやま商会

持続可能な社会に通じる一つの燃料で、第4類固体燃料・第4類石炭「RPPWF™」を紹介します。
簡単に言うと化石燃料のうち特に石炭に代わるバイオマス燃料です。
名称は、Refuse(廃棄)・Paper(紙)・Plastic (プラスチック)・Wood(木) ・Fuel(燃料)の頭文字を取って「RPPWF™」です。
これらを主成分として作られています。


しかも、すべて廃棄物を利用して作られており、最終処分場の新規設置が難しい日本にとって価値ある商品です。
一方、地球温暖化防止の対策は待ったなしの状況であり、2015年9月の国連サミットで持続可能な開発目標「SDGs」が採択され、
日本でもバイオマスが注目されはじめました。


この「RPPWF™」の主な特徴をご紹介しますと、


・経産省特許特許登録商品
・CO2 クレジット取得
・90%以上がバイオマスの定義
・硫黄や重金属、有害ガスはND
・含水量2%~5%
・引火点は認められない(自然発火はない)
・保管は倉庫保管で実験中7年経過でスペック変化なし
・メタン発生なし


費用対効果では、某ホテルのボイラー費用が4分の1で大きなコスト削減となったそうです。
皆様のご家庭や事業所から出る廃棄物が、将来はエネルギー製造事業所へ輸送されることが普通になる時代も、 そう遠くないかも知れません。