東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2023」へ出展しました。
  • SDGs
  • 地球温暖化
  • 資源循環
  • ✎IRIEP事務局
  • 2023/12/13

東京ビッグサイトで12/6(水)から12/8(金)まで3日間開催されたエコプロへ、今年も出展しました。エコプロ事務局発表の3日間の来場者累計*は66,826人(内子供団体10,291人)でした。去年よりも5,285人多く大盛況でした。
* SDGs Week EXPO 2023(エコプロ、社会インフラテック、カーボンニュートラルテック、自然災害対策展)合計来場者数


今年の「NPO協働プラザ」エリアへの出展数は20団体で自然・生態系に関するところが5、動物に関するところ1、資源・エネルギーに関するところ3、自動車リサイクルに関するところ2、水に関するところ3、持続可能・3R・環境デザイン等に関するところが6でした。NPOのブースは小さい中、それぞれ演出・ディスプレイを凝らして来場者を迎えていました。

[ NPO協働プラザの様子 12/8(金)]

私たちは、昨年出展したプロトタイプ地域情報誌横浜市版「不要品をごみとして出す前に リユース・リサイクルの仕方」を完成させ、第1版を出展しました。目的は主に3つ。

・日常になっている「ごみ」を出すという習慣を見直すきっかけづくり
・地域に根付いた資源循環事業者(リユース・リサイクル・アップサイクルなど)と消費者の橋渡し
・消費者(生活者)を中心とした地域の事業者と行政を連携させた循環社会づくりへの提案

日本は、まだまだ使えるものや資源として再生利用できるものが捨てられ、焼却や埋め立てられているものが少なくありません。区市町村は、私たちの生活環境の保全の確保と公衆衛生の向上のため、日々ごみの収集、中間処理、最終処分に務めています。しかし、大量生産、大量消費、大量廃棄がもたらした地球規模の環境問題はいよいよ暮らしに影響しはじめてきました。私たちが提案するのは買って、使って、捨てる消費生活習慣の中に「ごみにしない」を取り入れようとするものです。消費者が日々行っている「ごみ出しの習慣」を「ごみにしない習慣」に変えていけたらと考えています。

展示は他にタペストリーとポスターを使って、ごみにしない取り組み方法の提案とごみや資源について知ること、考えることを意識しました。

また、今回は来場者とのコミュニケーションツールとして、環境に関するクイズを用意しました。3日間とも中学生の訪問が多く、クイズを通してごみと資源について一緒に考えることができたことは、出展の大きな成果となりました。


展示会を終えて

今回の出展も挑戦の3日間でした。前例にない情報誌を展示して来場者がどんな反応をするのか。戦々恐々の思いで臨んだもののそれは杞憂でした。情報誌を手に取ってみた横浜市民の方、行政の職員の方、大手企業の役員を務めらた方など、そのほとんどの方が好意的な意見を述べてくれました。横浜市版は、全国1741ある区市町村(北方4島の6村を除く)の中で一番目です。すべての地方自治体がごみの削減と同時に循環社会、資源循環を掲げていると思います。そうした中、今回のエコプロは、私たちの地域情報誌という提案が習慣を見直すきっかけになる可能性を感じました。情報誌のアップグレードを目指し、気持ちをあらたにした展示会となりました。